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地下水位低下法の中でも、真空効果をかけて排水する工法である。掘削面の周囲にウエルポイントと称する集水管を多数打設し、管内を減圧させて地下水をくみ上げることにより、地下水位を低下させ、湧き水の防止を図るものである。
他の工法と異なり、砂質、シルト質の広範な地域の排水に対応しておりその排水効果、土層の圧密効果とともに、経済性、融通性、簡便性からウエルポイント工法にまさる排水法はない。
ウエルポイントはその取扱いが簡単なことと、いつでも中間に打ち増し出来る汎用性の為、地下水位低下工法として広く用いられている。
地下水の低下によって、掘削面がドライになり掘削作業の能率があがる。また、掘削土も乾いているため仮置きによる脱水の必要がなく運搬能率もよくなる。
ウエルポイントの真空効果によりウエルポイント周辺の土壌の有効圧は増加するため、せん断抵抗が強くなり急勾配の法面も可能となる。
砂地盤における地下水を低下させることにより、浸透水圧を軽減しボイリングを防止できる。
粘性土における被圧地下水を低下させることにより掘削底面にかかる浸透水圧を軽減しヒービングや盤ぶくれの防止ができる。
シートパイル背面の地下水を低下させることにより背面の横方向荷重が軽減されシートパイルの変形、倒壊、破壊を防止できる。
構造物に は地下水による揚圧力が働き構造物を持ち上げる事があるが、掘削から埋戻しまで地下水を低下させることにより揚圧力を軽減することができる。
01
機材の搬入
02
ウエルポンプ設置
03
ヘッダーパイプ設置
04
ウエルポイント設置
05
ウエルポンプ運転
06
ウエルポンプ撤去
07
ヘッダーパイプ撤去
08
ウエルポイント撤去
09
機材の搬出
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